共感性の欠如が人を傷つける理由〜理解できても許せない感覚について

心理

職場にも、家庭にも、
これまで何人も「共感性のない人」がいた。

職場の同僚。
元夫。
元先輩 など数え切れないほど。

今の職場でも歴代癖強キャラ枠が確保されており、日々もやの生産に貢献されています。

立場も関係性も違うのに、
関わったあとに残る感覚は、いつも同じ。

説明しづらい不快感
話したはずなのに、受け取られた感じがしない会話。
そして、あとからじわじわくる疲れ

不思議だったのは、
その人たちが必ずしも乱暴だったり、
露骨に意地悪だったりするわけではなかったこと(中には意地クソ悪いタイプもいますが🤣)。

むしろ表面的には、
優しそうで、前向きで、
「分かってあげている」雰囲気すらあった。

それなのに、
話せば話すほど、
こちらだけが疲れていく。

会話が終わったあと、
なぜか自分の感情の輪郭がぼやけていて、
「何の時間やったっけ🙄?」と立ち止まる。

この感覚が、
職場でも、家庭でも、
何度も繰り返された。

私はメンタル系医療従事者で、今は感情を切る(持っていかれないように)ことには慣れています。
場を荒らさないために、
「ふむふむ……はいっ、ところで」と話題を戻すこともできる。

だけどずっと、

私の捉え方が悪いのかな
気にしすぎなのかな

そう思ってきた。

でも最近、

そもそも共感性って何?特別な能力だっけ?

と振り返って見た時、相性の問題でも、
単なる受け手の不器用さでもなかった。

しかも厄介なのは、
構造として理解できても、腹は立つということなんですよね😅


共感性とは何か

共感性というと、

「優しい」「寄り添う」「同情する」

そんなイメージを持たれがちだけど、

相手の感情を一緒に感じる力だけではなく、

相手を対等な人として扱い、
その人の現実を尊重したやり取りができる力

だと思っています。

だから共感性がある人は、
何でも受け止めるわけじゃない。

切るときは切るし、
分からないときは「分からない」と言う。

それでも関係が壊れにくいのは、
相手の人格を軽く扱っていないから

心理学でも、共感性は一つの性質ではなく、
感情的共感 や 認知的共感 など、
複数の側面から成るものとして考えられているそうな。

ミラーニューロンとは?共感と学習を支える脳の仕組み|Ombo

私が感じていた違和感は、
気分の問題ではなかったのだと思う。


共感性が欠けたやり取りで起きること

共感性が機能していない相手と関わると、
会話の中で、こんなことが起きやすい。

※どれか一つでも心当たりがあれば、「違和感」は正しい。

  • 話した内容が、相手の解釈にすり替えられる
  • 「きっと大丈夫」「考えすぎ」で早々に処理される
  • 違うと伝えても訂正されず、言い張られる
  • 最終的に、相手が被害者ポジションに収まる

これらに共通しているのは、
こちらが何を感じているかよりも、
相手がどう理解したかが優先されてしまうこと

訂正しようとすると、
話の焦点はすり替わり、
いつの間にかこちらが

「分かっていない人」 「面倒な人」


になっている。

対話しているはずなのに、
どこか独りよがり。

この感じが続くと、
怒りより先に、 発言を無視されたかのような虚しさが来る。


なぜこんなに不快なのか

共感性のない人と関わると、
なぜここまで不快になるのか。

それは、
人として扱われていない感覚が残るからだと思う。

心理学では、自分の体験や感情が軽く扱われることは、 社会的拒絶に近いストレス反応を引き起こすとされている。

不快になるのは、
気にしすぎだからではない。

人格を軽視された、という感覚からくる正当な感情なのです。


共感性のない人になりうる条件について

共感性のない人は、生まれつきそうだと イメージしてたんだけど、
そう単純ではないようです。

共感性は性格だけというより、
そのときその人が置かれている状態や環境にも
強く影響されるようです。

1. 心理的に余裕がない状態(一時的)

・慢性的な疲労、睡眠不足

・強いストレス環境(人手不足、家庭トラブルなど)

・バーンアウト(燃え尽き)

・抑うつ状態

この場合「共感できない」のではなく

他人に割く余力が残ってない」状態。

いっぱいいっぱいな時に「このドラマ超おもろい!俳優の〇〇カッコいい!♥」と言われても、正直「へ〜🙄」しか出てこないですよね😅(笑)

2. トラウマ・防衛反応過去に傷ついた経験が強い人。

・人の感情に巻き込まれると自分が壊れそう・無意識に感情を遮断している

・“感じない”ことで自分を守ってる

冷たく見えて、実は過敏な人も多いタイプ。

巻き込まれたくない・同調したくない時はこれかな、と思いました🙄

3. 愛着の問題(育ちの影響)

幼少期に感情を受け止めてもらえなかった

・甘えると否定された

・弱音=迷惑という環境で育つと、

「感情は処理すべきもの」「気にしないのが正解」という価値観になることがある。悪意じゃなく、学習の結果。ある意味回避回路の形成による弊害とも言えるかもしれません。

4. 性格特性・気質の差

・脳タイプの違い 共感障害ながはまメンタルクリニック

・論理優先型 感情や人間関係よりも客観的事実、合理性、一貫性を最優先し、物事の本質を分析・構造化して解決策を導くタイプ

・結果重視

・効率重視

・感情より事実を見る癖が強い

共感が「ない」のではなく、表現方法が違うだけのことも多い。(心の中では理解してるけど、態度に出ない)

5. 発達特性(ASD以外も含む)

・注意が逸れやすい

・目の前の刺激に引っ張られる

・相手の感情に気づく前に話題が飛ぶ

結果として「無神経」「共感が薄い」と誤解されやすい

6. 自己中心性が強いパーソナリティ傾向

・自分の損得が最優先

・他人は自分のための存在

・共感は“使うもの”

本人は困っていないことが多い。周囲だけが消耗するタイプ。(これは一時的状態ではなく、かなり固定的)

元夫は自己愛性人格障害に当たります。利にならない会話内容=切り捨て対象でしたので、「ふうん」で終わることがザラにありました😅

こうして、人は少しずつ話すこと自体をやめていく。

聞いていないのが分かるので、段々話さなくなりますね。

7. 文化・職業・役割によるもの

・医療・福祉・管理職などで感情を切る訓練をしてきた

・「感情より判断」が求められる環境仕事モードが抜けず、私生活でもドライになることがある。これは私もあるなと。

ちょっとやそっとで動じなくなるし、感情に引っ張られないよう線を引くところもある。だけど必要時だけ。ON/OFFはコントロールするようにしています。

8. 「共感の種類」の違い

実はここが一番誤解されやすい。

・感情的共感(一緒に苦しくなる)

・認知的共感(状況として理解する)

後者が強い人は「分かってるのに冷たい」と見られがち。

こうした条件が重なると、
共感性は少しずつ機能しなくなる。

本人のコントロール出来るもの・出来ないものが複合的に重なり、【共感性のなさ】として表れる。

共感性がうまく機能しにくくなる背景

  • 心理的に余裕がない状態(慢性的疲労・睡眠不足・強いストレス・バーンアウトなど)
  • トラウマや防衛反応(感情に巻き込まれないための無意識の遮断)
  • 愛着や育ちの影響(感情を後回しにする価値観の学習)
  • 性格特性・気質の差(論理・結果・効率を優先する脳タイプ)
  • 発達特性(ASD以外も含む注意特性などによるすれ違い)
  • 自己中心性が強いパーソナリティ傾向(共感を「使うもの」と捉えやすい)
  • 文化・職業・役割の影響(感情を切る訓練が日常化している)
  • 共感の種類の違い(感情的共感と認知的共感の差)

なるほど、

構造として理解はできた。
でも、尊厳が削られた感覚は残る。

理解できても腹が立つ。


その感覚は、決しておかしくない。


HSP気質・医療職の視点から

医療職として働いてきた私も、
感情を切る技術は身につけてきました。

でもそれは、
人を軽く扱うためじゃなく、
限られた時間の中で、最大限の役割を果たすためのものだった。


私が選んだ距離の取り方

私は、本人の前では露骨な嫌悪は出しません。
それが患者さんでも職場の人でも、仕事は仕事としてこなすのみです。

その代わり、
心を許せる同僚や上司には、ちゃんと話します。

「文句ばっかり言ってしまう😫」と言う方もいます。確かに悪口や人を貶める言動はダメだと思います。でも言葉にして外に出さないと、
人の不満ってパンクしちゃいます😵

事実+感情の共有は、ある意味【マインドフルネス】の一種だと思います。

だから私は今日も「困った」「腹立った」「悲しかった」と言語化します。

かもみ〜る
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まとめ

共感性のない人を理解しようとして、
自分の感情まで否定しなくていいです。

だって人格を無視されたのだから、怒るのも致し方無し!

理解と我慢は、別物です。

それでいいし、それが健全だと思っています。


注釈

本記事で扱っている「共感性」は、心理学において一つの性質ではなく、感情的共感と認知的共感など複数の側面から成るとされている概念です。また、自分の体験や感情が軽く扱われることは、社会的拒絶に近い心理的ストレス反応を引き起こすことが知られています。出来事を理解することと感情が消化されることは別のプロセスであり、理解できても怒りや不快感が残ること自体は自然な反応とされています。

❀moyu❀

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