「シンママ=楽してる」なんて誰が決めた?支援が届かないリアルな声

シンママ

◆ 「手当で楽してるでしょ?」という偏見

「シングルマザーって手当たくさんもらって楽でしょ?」
SNSやリアルでも、そんな言葉を見聞きします。
でも、それって本当に現実を見てるの?


◆ 私がフルタイムで働く理由

私がずっと正社員で働いているのは、元夫がヒモラ型モラハラッサー(詳しいブログはコチラ)だったから。
結婚後も勿論、臨月まで夜勤もし、子どもがまだ小さくても、生活のために残業ありでも働かざるを得なかった(正確には強要されていた)。

しっかり納税もしています🙂‍↕️

それもこれも、モラハラ環境で「なんとか生きていく」ため。体調や家庭の事情なんて言ってられなかった。


◆ うちには届かぬ支援

そして今、私は支援の枠からこぼれ落ちた存在。

母子扶養手当 → 年収がギリギリ規定以上で対象外

非課税世帯支援 → 年収が規ギリギリ定以上で対象外

医療費 → 私は3割負担。子供は無料(市町村の子供は全員)

フードパントリー → 非課税や受給証が必要の場合利用不可

「支援があるからシングルでも大丈夫」なんて言葉は、私には縁がなかった。

たまにある子育て支援(全ての家庭対象)のフードパントリーはありがたく利用しました🙏🥺

参考:厚生労働省「ひとり親家庭の支援制度」はコチラ


◆ 養育費はたったの月4890円

離婚時、私は「面会なし」をもぎ取りたくて、養育費の金額は相手の言い値で了承しました。
その結果、

月4890円 だぜ?(2人の子供に対して。2500円/人。そこからわざわざ毎月時間外手数料を引いた額を振り込んでくるw)。


「それで納得したのはそっちでしょ?」と言われるかもしれない。「まあね」としか言えない🤣
でも、私にとっては子どもの心を守ることのほうが大事だったからしょうが無い。

この額で子どもを育てられるわけじゃないけど、それでも「面会を求められない安心」が欲しかった。


◆ それでも言われる「楽してる」

支援なし。養育費も少ない。
それでも働き続けて、なんとか暮らしてる。
それなのに「楽してる」「税金で生活してる」って言われるのは、正直つらい。

私も税金しっかり払っとるわい!🤬

ちなみに、子供のために仕事をセーブして手当てと養育費(あれば)で生活してるからって、楽じゃない。収入があれば容赦なく受給額減らされるし、限られた中でやりくりして苦しいのは一緒。自立する為に勉強して資格を取ったシンママも沢山いる。

何が楽なん?命がけでワンオペで子育てしてるよ。

主語の「シンママは〜」の上に、「一部の」っていちいちつけて回る仕事しようかな🤔


◆ 一括りにしないでほしい

「不正受給してる人もいる」
それは分かるし、問題もあると思う。

体験話とか見るとホント腹立つ。

それは生保も他年金も現状を目の当たりにしてる。だからその憤りには共感出来る。
でも、まじめに働いて、支援の対象にもなれず、それでも踏ん張ってるシングルマザーもいる。
誰かの偏見や決めつけで、一方的に否定されることが一番苦しい。


◆ 最後に

見えないだけで、
支援の外で必死に生きてる人がいる。
「得してるでしょ?」の一言の裏に、どれだけの現実があるかを、知ってほしい。

知らない世界なのだろうと思います。

私も思い込みがあるので、人様に対して偉そうに言えた立場ではない。でも、知らないだろうけど、「そうじゃない」人も沢山居るんだ。知る機会があれば違ったんだ、と心に置いて欲しい。

想像力と、言わない優しさで救われる人が大勢います。知る方・配慮出来る方が増えて優しい世界になりますように。

同じように、“見えない誰かの努力”が埋もれないように、別の記事でも発信しています👇
🔗 不登校でかかったお金の現実|全てを背負った家庭の声

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