
出産は本来、母子にとって幸せで特別な時間。
でも私の場合は、夫・葛王の言動に振り回され、理想とは程遠い日々でした。
「にいすけ」出産時は父性の欠片も見えず、「おと」出産時は転職・辞職・無職・愚痴・失踪ほのめかし…。
一番守られるべき時期に、私は「守られない現実」と向き合うことになりました。
今回は、にいすけ・おと出産エピソードと、モラハラッサー葛王の心理を冷静に振り返ります。
Contents
にいすけ出産 ― 父性ゼロの他人事
にいすけ妊娠中、葛王の反応は薄く
へぇ、おめでとう…
程度。
夫婦にとって喜ばしいことも、自分への脅威(父としての責任を強制されるような)だと感じでいたようです。幾度となく話をしましたが、その度に『俺を追い詰める!!』と被害者ポジションを死守していました。
立ち会い出産には来ましたが、ただ「いるだけ」。医療従事者の方々や、私の両親の手前、モラハラはありませんでしたが、その代わり喜びの様子や、感謝などもありませんでした。お願いしていた写真も、適当に撮られ見返すと悲しい気持ちになりました。
妊娠期間中に父としての自覚や責任感は芽生えず、むしろ「自分の生活を脅かす敵」としてにいすけを扱いました。
産後は里帰りをしましたが、
いつまで俺を一人にさせておくのか!
と言い、3週間若で連れ戻されてしまいました。
生まれてからも関心はゼロ。名前を呼ぶことすらなく、にいすけが2歳になるまで「名前」で呼んだ記憶がほとんどありません(ブログ)。
「子どもが可愛い」という感覚そのものが、彼には存在しないように見えました。
おと出産 ― 転職・辞職・無職の連鎖
2人目の妊娠を知った葛王は、一見すると前より受け入れる姿勢を見せました。
にいすけのことも、お互いの機嫌が良ければ可愛がる場面(その場で遊ぶだけ)も見られるようになっていました。今まで呼ばなかった名前も、呼び分けが必要とのことで、何とか呼ぶように。
しかし出産直前に転職、短期間で辞職。新天地での移住も重なり、結果「夫婦そろって無職」での出産となりました。
立ち会い出産はしたものの、名付けや手続きは丸投げ。
産後の病室(個室)では延々と仕事や難航している就活の愚痴を聞かされて、邪魔される母子タイム。さらには、自宅の光熱費を節約するためだと言い、個室のシャワーを使う始末…。看護師さんの訪室で、恥ずかしくてしにそうでした。
その後の里帰りも「早く戻れ」との圧で、3週間若(粘った)で連れ戻されてしまいました。
産後にようやく訪れるはずだった「子を抱きしめ、家族で喜びを分かち合う時間」。
その幸せは、すぐに彼の自己中心的な言動でかき消されました。

「失踪しようか」発言 ― 加害者の常套手段
里帰り中も、再々話し合いだと呼び出され、新生児のおとを両親に預かって貰い、葛王の車で連れ出されたりしていました。子供達が一緒だと、話し合いが出来ないからだそう。
時に、母が仕事で不在の時や、夜間にも外出要求することもあり、さすがに対応出来ないと言うと、
俺だけが必死にやっている!moyuは他人事だ💢
と何度も罵倒されました。
さらに葛王は、難航している就活に
もう失踪しようか…
このままだと死にたくなる。気付いたら刃物を握っていた…。
と発言。
初めて聞いたときは心臓が凍るようでしたが、すでにモラハラ認定していたので、冷めた思いで
…困るよ(後始末。むしろ勝手にどうぞだけど…)
とだけ答えていました。
実際の意図は、相手を罪悪感で縛り、支配と依存を強めること。
モラハラ加害者がよく使う「自死ほのめかし」という心理操作の一種です。
本気で失踪や自死を考えているのではなく、
相手を不安にさせることで、逆に自分の存在価値を高めようとする。
それは加害者にとって「最も手っ取り早いコントロール手段」なのです。
子どもや家族に無関心で、自分優先である理由
モラハラ加害者は、子どもに対しても無関心であることが多いです。
その背景には、次のような心理があります。
モラハラッサーが子供に無関心な心理
- 父親という役割の責任から逃げたい → 子ども=責任・義務としか捉えられず、愛着が芽生えにくい。
- 自分の優先順位が常に一番 → 「自分が苦しい」「自分が大変」と感じると、それ以外が見えなくなる。
- 子どもや妻の存在を“敵”として見る → 自分の生活リズムや価値観を乱す存在=排除すべきもの、と誤認識。
- 感情の成熟が止まっている → 他者の気持ちに寄り添う力が育っておらず、幼児的な自己中心性のまま。
このため、彼らにとって「子どもと幸せを分かち合う」という感覚は希薄。
むしろ「自分を犠牲にさせられる存在」として、敵意や回避の対象になりやすいのです。
叶わなかった“出産の喜び”
本来なら――
もっと出産に集中したかった。
もっと新しい命の喜びを噛み締めたかった。
もっと家族で分かち合いたかった。
でも現実には、愚痴・自己優先・失踪ほのめかしに飲み込まれ、台無しにされました。
産後の特別な時間は、二度と取り戻せません。
確かに、当時は必死でがむしゃらに動きました。
でも後になって振り返ると、「あの瞬間を共有できなかった怨念」のような感情が、今でも静かに残っています。
結び
にいすけ・おとの誕生は、私にとって何よりも大きな喜び。
けれど同時に、モラハラ夫によってその喜びが奪われた現実は、簡単には癒えません。
この経験から学んだのは――
大切にしたい3つの視点
- 心理操作に巻き込まれない冷静さ
- 自分と子どもを守るための距離感
- 家族の幸せを本当に大切にできる人とのつながりの価値
出産の幸せは、誰かに壊されるものではない。
けれど、壊されてしまうこともある。
だからこそ、この事実を伝えたいのです。
❀moyu❀
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