父親が、子どもを一度も名前で呼ばない――。
そんな現実があるなんて、信じられますか?
でもこれは、私が元夫と暮らしていた中で体験した、まぎれもない事実です。
子供の名前を呼ばない父親…?
長男・にいすけが生まれてからの数年間。
元夫・葛王は、彼を一度も名前で呼びませんでした。
「子どもが…」
「ねえ」
そう言うだけ。
名前を呼ばない父親の姿に、最初はただ違和感を覚えていました。
思い切って理由を聞いてみると――
「名前を呼ぶのが気恥ずかしいんだよ!」と逆ギレ。
その言葉に愕然としました。
私は、父親としての自覚を少しずつ持ってほしいと思い、
・子どもと触れ合えるように環境を整えたり
・父子の時間をあえて作ったり
小さな工夫を重ねて、歩み寄りを試みました。
「自分」最優先の葛王の【脅威】
葛王は常に「自分が一番」で、自分の立場やプライドを最優先。
だから、子どもが生まれたことで
「妻の関心が奪われる」
「自分の地位が下がる」
と受け取り、子どもを“愛すべき存在”ではなく“脅威”と見なしてしまったのです。
改善へのチャレンジ
それでも私は諦めきれず、どうにか父親になれるようにと歩み寄りました。
けれども、彼の態度は変わりません。
どれだけ働きかけても、名前を呼ぶことはなく、
「お前の配慮が足りないからだ」と責任をなすりつけられるばかり。
そして次男を妊娠したとき、ようやく「呼び分けが必要になるから」という理由で、しぶしぶ名前を口にするようになりました。
それでも、にいすけの存在を「個」として尊重しているようには見えませんでした。
モラハラ的な側面
今思えば、これもモラハラの一種だったのだと思います。
モラハラ加害者は「相手を支配するために、人格を認めない・存在を無視する」という手段をよく使います。
名前を呼ばないこと=子どもの存在を軽んじる行為
「恥ずかしい」という理由で逃げる=責任からの回避
私が努力して環境を整えても、わざと拒否=コントロールの手段
つまり葛王は「名前を呼ばない」という小さな行動で、無意識に「俺の方が上」「お前や子どもは下」という上下関係を示していたのだと思います。

これは典型的なモラハラの特徴である
👉 無視、人格否定、愛情の剥奪を通じた支配
にあたります。
📝夫や妻に無視されるのはモラハラ?無視する人の心理と対処法を解説します | 法律事務所リベロ
背景の考察
後から振り返ると、モラオの行動には理由があるのかもしれません。
「自分より優遇されるべき存在」を認めたくなかった
名前を呼ばないことは、子どもの人格を否定する抵抗行為
結局、自己愛が最優先で、子どもへの愛情や承認は二の次。
「父親であること」よりも「自分の気持ち」が優先されていたのだと思います。
まとめ
父親になる気がない人に、どれだけ歩み寄っても届かない。
にいすけの名前を呼ばなかった元夫の姿から、私はそのことを痛感しました。
子どもの名前を呼ぶのは、当たり前のようでいて、とても大切なこと。
そこに「認める」「愛する」という気持ちが宿るのだと思います。
あの頃の私は必死に努力していましたが、空回りするだけの“健気な時期”でもありました。
読者へのひとこと例
もし今、同じように「小さな違和感」に悩んでいる方がいたら…。
その違和感は決して気のせいではありません。
相手の言動に「無視」「否定」「責任回避」があるなら、それはモラハラのサインかもしれません。

谷本惠美
どうか一人で抱え込まず、信頼できる人や専門機関に相談してくださいね。
あなたとお子さんの心が、ちゃんと守られる場所にありますように。
❀moyu❀
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