“見せられた”って、なに?──生理と羞恥心を支配の為の武器として利用されたモラハラの実例

モラハラ離婚

※生理のお話です。苦手な方はUターンをオススメします。

生理の「恥」とは何か?

結婚していた頃の話です。
生理中の入浴って、ちょっとした工夫が必要ですよね。
ナプキンを外す時って、ほんの数秒でも出血してしまうし、捨てるタイミングが難しい。

だから私は、入浴前に外したナプキンを、
くるんで留めて、自分の着替えの上にそっと置いていました。
お風呂のあとに新しいナプキンをつけて、
そのときに出たゴミと一緒にまとめて捨てようと思って。

ほんの数分のことでした。
誰かに見せるためでも、雑に扱っていたわけでもありません。
むしろ、なるべく汚さず、見せないように気をつけていたんです。

でも——
私が入浴中に、元夫(葛王)が脱衣所に入ってきました。
「お風呂に入っているときは脱衣所に入ってこないで」と日頃からお願いしていたにも関わらず。私の数少ないそのお願いは、軽く扱われていたのです。


モラハラの構造と「恥」を使う加害者の特徴

彼はそのとき、偶然(というか、勝手に入ってきたから)置いていたナプキンを見てしまったようでした。
たまたま粘着テープが外れて、少し開いていたみたいです。

お風呂から上がったら、すぐに葛王に怒られました。

気持ち悪いものを
見せるな!


と。わざと見せたわけでも無いのに…。納得出来ませんでしたが、何を言っても聞き入れられないので謝りました。そう、いつものように。

その日も夜な夜な葛王の説教を浴びせられる夜を過ごしました…。人格を否定するような言葉を、深夜に及ぶまで浴びせ続けるのです。

今思えばモラハラッサーって元気ですよね…。目的を果たすまでネチネチと、長ければ朝方までですからね…。

そして、もっとショックだったのは、その数日後のこと。
彼が怪訝そうな、軽蔑するかのような表情をしながら話し掛けてきました。

『奥さんが血のついたナプキンを広げて置いてて、見せられた』って話したら、
みんな“うわぁ…ありえん”って言ってたわ

私は…なにも言い返せませんでした。
悔しさと、悲しさと、怒りと、
なにより「恥ずかしい」という感情で固まってしまって。

でも本当は、恥ずべきことなんて、何一つしていなかったのに。葛王のあまりのデリカシーの無さに、私の頭の中は『恥ずかしい』で一杯になったのです。


「言い返せなかった悔しさ」をどう乗り越えるか

私はおかしなことはしていないと思っています。

生理の時は、血が垂れないように、清潔に保てるように、
周囲が不快に感じないように、気を遣っていました。

なのに、お願いを無視して自分で入ってきておいて「見せられた」と言われ、
まるで私が加害者のような扱いを受けました。

しかも、パートナーの極めてプライベートな話を、第三者に話して笑いものにした。
私の体の一部を、羞恥として利用して、自分の被害者としての優位性を演出する。
これは、完全にモラハラの手口です。



▶もっと知ってほしい「生理と社会」の話

NHK:生理ってタブーじゃなくプライバシー。ないことにしないで、みんなで考える社会にしたい【#生理の話ってしにくい】 

スマルナ:生理とは?男性にも分かりやすく仕組みを解説!生理痛を男性の感覚に例えると? 

生理対策の進化

⇩今は、吸水ショーツも併用して、ナプキンがあまりいらなくなりました。

入浴してナプキン付けて寝る→朝交換→昼外す で、2日目も大丈夫です。昼用ナプキン3枚分位だそう。

私は蒸れ・痒み・匂いが軽減されたように思います😌

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当時の私に伝えたいこと

以下は当時の(モラハラを受けて傷ついている)自分に伝えたいことです。

  1. 恥を使って支配する手口だと認識する

生理や身体に関する「恥」の意識を利用して支配する。相手を恥ずかしがらせて、自分の支配下に置こうとする。

  1. 自分を責める必要はないと認識すること

“自分が恥ずべき存在”だと思い込まされることがモラハラの一つ。
生理現象や自然な体のことを“恥”だと感じる必要は一切ありません。パートナーのプライバシーを侵害している相手が【加害者】なのです。

  1. 言い返せなかった過去の自分を責めない

言い返せなかったことに悔しさを感じるけど、自分が悪かったわけではない。自分のモラルの範疇を超えた侵害を受け、混乱を生じて咄嗟の言葉が出ないのは当然のこと。

『見ず知らずの人にまで言われて、しんどかったよね。大丈夫、相手がおかしなこと言ってるだけだから』


モラハラの加害者が使う支配の為の武器

モラハラにおいて、加害者はしばしば相手の“恥”を武器にして、被害者を支配しようとします。
あなたの自然な体の変化を不快だと主張し、あたかもそれが問題であるかのように振る舞います。
「恥をかかせることで、自己を正当化する」—これはモラハラの特徴そのもの。

でも、あなたが悪かったのではありません。
あなたの体に自然な生理現象が生じただけ。それを恥だと感じさせることこそが不当で、理不尽で、モラハラそのものです。

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結論:あなたは恥ではない

いまなら言えます。
悪いのは私じゃなかった。

勝手に入ってきたのは誰?
見てはいけないと分かっていて見たのは誰?
それを“被害”のように語ったのは誰?
そして、周囲に言いふらしたのは誰?

私の羞恥を、理不尽に扱った彼のほうが『デリカシーなしお』だったんです。

だから、もしあなたが生理や身体に関して誰かに恥をかかされているなら、それはあなたが悪いわけじゃない。
あなたの体の自然な部分を“恥”として利用されているだけです。

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読者への問いかけ

この話を読んで、
「わかる」「自分も似た経験がある」と思った方がいたら、
あなたもどうか、自分を責めないでください。

生理現象は恥じゃない。
気を遣う私たちの努力は、笑われるものじゃない。

モラハラの加害者は、
“恥”や“歪んだ常識”を使ってあなたを支配しようとします。
でも、あなたのしていることが誰かを傷つけたり、極めて不快にさせているわけじゃないなら、それは、恥でもなんでもない。


今、ようやく私はあの日のことを文章にできるようになりました。リアルだと話せる内容でもないし『恥ずかしいこと』だと思っていたから。
言い返せなかった過去の私のためにも、
同じ思いをしたあなたのためにも、
この話を、ここに書いておきます。

成仏しなね、あの時の私の『理不尽な羞恥』。

❀moyu❀

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