孤独感。涙がこぼれた日

シンママ

「子どものために」と動いた私に返ってきたのは、冷たい対応だった。

長男・にいすけは小学5年生の3学期から完全不登校。
「学校には行けないけど、元気に過ごせる日もある」そんな状態が続いています。

私はずっと思っていました。
この子が感じている“生きづらさ”や“困りごと”の正体を、少しでも理解したい。
その手がかりになるかもしれないと思ったのが、WISC(ウィスク)検査です。

学校にもWISC検査の資格を持っている先生がいると知り、
「これはチャンスかもしれない」と思い、担任を通してお願いしました。

でも返ってきたのは――
「学校で出来るのは簡易のだから〜。専門医でお願いします」とのこと。

私は、「かかりつけ医が休職していて、別の医療機関にかかるのも難しい(数ヶ月後に開院予定と聞かされていた)」と何度も説明しました。
それでも学校側の返答は変わらず、まるで最初から“門前払い”のようでした。

電話を切ったあと、涙がこぼれた

電話を切った瞬間、胸にずしんと重いものが残って、気づいたら涙がこぼれていました。
なんとも言えない孤独感。
「私はこんなに必死なのに、どうしてこんなにも冷たくされるんだろう」――そんな思いがこみあげて。

本当に、子どものことを思って動いているだけなのに。
“親だけががんばって、抱え込むのが当たり前”のような現実に、ただただ打ちのめされました。

学校は、「登校できる子」が基準なんだと思い知らされました。

たしかに学校は医療機関ではないし、限界があるのもわかります。
でも、そこに「気持ちに寄り添う姿勢」があったか?と問われれば、私は今でも首を振ります。

「検査は無理でも、こんな支援ができますよ」とか
「地域の相談窓口に一緒につなぎましょうか」
そんな一言でもあれば、救われたのに。

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