【読書体験記】モラハラ環境を生き抜いた私が出会った一冊|被害者の心に寄り添う「救いの言葉」

シンママ

離婚に向けて別居を始めたばかりのある日。
図書館でモラハラ記録を整理していた私の手に、一冊の本がふと触れました。

それが、谷本惠美さん著
📘『モラハラ環境を生きた人たち』でした。


📖 それまで読んでいた本との違い

別居直後の私は、とにかく「屑王を理解し、どう対処すればいいか」と考えていた時期。
『モラハラとは?』『自己愛性パーソナリティ障害とは?』といった“加害者目線”の本ばかり読んでいました。

確かにそれらは、「うまくやっていこう」「再構築しよう」と思っていた時期には必要でした。
けれど、この本は違いました。


🧠 被害者の「心の声」を言語化してくれた本

この本が他と違ったのは、被害者側の心理状態に寄り添ってくれていたこと。

📌 何がつらかったのか
📌 どうして心がこんなに不安定なのか
📌 誰にも説明できなかったあの感覚の正体は何だったのか

言葉にならなかった「自分の傷」を、文章として言語化してくれたのです。


💔 脱出してから傷が痛み出す理由

私がこの本で一番深く納得したのは、こんな記述でした:

「モラハラ環境から脱出したあとこそ、傷は痛みだす」
「感情を麻痺させていた心が、ようやく機能し始めた証拠」

苦しい日々の中で感じていた悲しみや怒りは、耐えるために“感じないように”していた。
でも安全な場所に立ったとき、心が“正常に戻る”と同時に、抑え込んでいた痛みが一気に噴き出すんです。

自分を守っていた“麻痺”が解けて、
「こんなにも私は傷ついていたんだ」と気づいたとき、
涙が止まらなくなりました。


🗣 第三者に説明するときにも使える本

弁護士さんに相談する際、どうしても「感情的な説明」になってしまうと、
「ただの夫婦間の揉め事」と誤解されがち。

でもこの本を読んで、モラハラの構造や加害の形を“客観的に説明できる”ようになりました。

ふんわり「つらい」じゃなくて、
「なぜ傷ついたのか」「どんな言動がどんな影響を与えたか」を、言葉にできるように。


🌱 モラハラに苦しむ方に届けたい

この本は、ただの知識本ではなく「心のリハビリ」になる本です。

・傷に気づいてあげること
・傷を言葉にすること
・そして、傷を受けた自分を責めず、やさしく寄り添うこと

そんな気づきをくれた一冊でした。


📖 書籍リンク

🔗 モラハラ環境を生きた人たち / 谷本惠美(楽天ブックス)


🔖まとめ(InstagramやThreadsにも使える文)

💬「モラハラを脱したのに、どうしてまだ苦しいんだろう?」
それは“回復のはじまり”かもしれません。

📘『モラハラ環境を生きた人たち』は、そんな自分の「傷」と丁寧に向き合うきっかけをくれる本です。

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